トイレは自宅で快適に過ごすためには、欠かせない要素です。しかし数十年使用していますと、故障や汚れ匂いなどがつきものです。そこで今回は、トイレのリフォームを検討する際に気になる費用や期間、注意点などをまとめて解説していきます。トイレのリフォームを後回しにしてしまいますと、普段の生活だけでなく、ほかの水回り部分や部屋にも影響を与えてしまします。ぜひ早めの対策とリフォームで、快適で愛着の持てる住宅を保ちましょう。
価格別！トイレのリフォーム
トイレのリフォームは、その規模によって価格が大きく変動します。別の言い方をすれば、予算によってできることが限られるともいえるのです。まずは「どのくらいの価格でなにができるのか」を、確認していきましょう。
10万円未満でできること
簡単な工事であれば、10万円未満でも行えます。具体的には以下の通りです。
- 便器のみの交換
- 手すりなどのオプション
- 温水洗浄便座機能
- コンセントを増やす
パッとみるとオプションのようなものばかりですが、便器のみの交換でも10万円以下でできるのです。便器や床の張り替えなども、量産型のメーカー用品を選べば、その分費用はかなり抑えられます。
50万円未満でできること
床や壁・便器の交換のほか、上記の項目で記した内容は、50万円あれば十分に工事できます。これに加えて、和式トイレを洋式トイレへと変更する場合やトイレ全体の雰囲気を変える工事なども、50万円未満でできるのです。ただしこれは、トイレの種類のグレードがスタンダードの場合の金額となっています。デザイン性や個性を重視したい方には、あまり参考にならない相場です。
50万円以上の予算でできること
トイレの位置を移動させたり向きを変えたりする工事には、50万円以上が必須になります。便器にかかわらずとも、床の範囲を広げたり洗面台をプラスしたりする工事の場合も、このくらいが最低限かかってくるでしょう。
工事期間はどれくらいかかる？
トイレのリフォームにかかる日数は比較的短く、どれも1～2日で終了するのがほとんどとです。長くかかっても5日程度で、この場合はトイレを増設するときや、移設するときのみになります。
トイレリフォームの際に知っておきたい4つのこと
この項目では、失敗しないトイレリフォームを叶えるために、確認しておきたいポイントをみてみましょう。
数年後のことを考えながらリフォームする
トイレのみにかかわらず、リフォームをする際は数年後のことを考えながら行わなければなりません。家族はどのくらいの年になるのかなどを加味しますと、「手すりなどをつけよう」という考えが浮かんでくるはずです。手すりなどはオプション程度なので、価格もそこまで高額になりません。ぜひ取りつけを考えてみましょう。
要望はしっかりと伝える
業者に任せっきりにしてしまいますと、後々後悔してしまいます。リフォームをする際は、業者としっかり意思疎通ができていることが大前提です。実際に想像と違う仕上りになってしまう施工例もあります。かならずイメージやこだわりを伝え、理想のリフォームを叶えてください。
便器以外のパーツにも目を向ける
トイレ工事と聞くと便器や水回りばかりに目がいきがちですが、しっかりと便器以外のパーツにも目を向けることが大切です。
たとえば床を張り替えずに便器を交換しただけでは、今まで使用していた便器の跡が床に残ったままの状態になってしまいます。このような場合を避けるためにも、実際に床の張り替えを一緒に行う方は非常に多くいるのです。
また水回りの工事はすべて一度に行うのが効率よく、費用も抑えられる可能性があります。トイレ以外にも風呂場やキッチン・洗面所などに目を向け、状態をみてメンテナンスしてもらうのもよいでしょう。
トイレの床が傾斜になっていないか確認する
最後にトイレの床が、傾斜になっていないかをしっかり確認しておきましょう。トイレの配管周りは、水がスムーズに流れることが最も重要です。しかし空間に傾斜があることで、配管近くの勾配間隔が取れなくなり、詰まりや故障の原因になってしまいます。少しでも傾斜が確認できる場合は、プロに相談して対応してもらいましょう。
まとめ
今回はトイレのリフォームに関して解説しました。トイレは住宅や私たちの暮らしに欠かせない場所のひとつです。しっかりとメンテナンスを行ってあげることが非常に大切です。ぜひ本記事をきっかけに、トイレのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。また不安や疑問が残る方は、プロに相談してみることをおすすめします。
私たち「株式会社オグラ工務店」は、水回りのリフォームに関するお問い合わせやご相談を承っています。創業から90年間の歴史ある実績と技術で理想のリフォームをお手伝いします。ご連絡はぜひお気軽にHPやお電話からどうぞ。
